迷ったら行くべき!雨上がりの釣りこそ魚は釣れる!
Last Updated on 2023年8月18日 by ミンコタ
釣り人にとって雨上がりはありがたいもの。
気圧
気温
水温
水質
エサ
人の状況などポジティブ要素が多い傾向にあります。
ネット上に雨上がりは釣れない話も散見されますが
釣りに絶対はありません。
雨後は水の変化により魚が安心するのか、普段より釣れるようにさえ感じます。
そして近年のギア性能の向上により、雨でも濡れず、快適なレイニーフィッシングが確立されるようになりました。
具体的に解説していきます。
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ライター紹介
目次
- 雨上がりでも魚は釣れる
- ポジティブな5つの影響
- 雨上がりに良いルアー
- ゴアテックスは雨の日もサラサラ快適
- 雨の日は気圧が低い
- 雨の日は風が吹かない
- 濁りを避けて釣ればいい
- 濁りがよい魚もいる
- 大雨は危険
- まとめ
雨上がりでも魚は釣れる
海水の比重
雨上がりにサビキでアジ釣りに行くとボトム中心で狙い爆釣できることがあります。
雨が降ると海水は下に、真水は上の位置で流れています。
表層にいたアミなどのエサも一緒に下に落ちているため底付近では魚が活発にエサを食べていることも!
増水パターン
河川の増水により遊泳力の弱い魚が下流に流されているのを待ち伏せするタイプの大型魚がいます。
代表格がシーバスです。流れ込みの泡の中でスタンバイしているため、そこにルアーを投げると結構な確率でヒットします。
渓流では増水こそ好条件
新しい水の流入で魚の活性が上がり、落ち葉に隠れていた虫も流されることから、いつも魚がいないような小場所で思わぬ釣果が得られることもあります。
こうした雨のプラスの要因はフィッシュイーターに限らず魚全般に当てはまり、雨により魚のスイッチが入ることも多くあります。
ポジティブな5つの影響
大物が釣れやすい
海でも川でも一緒ですが大物は変化のタイミングで釣れることがしばしあります。
風向きが変わった
潮が変わった
日が差してきた
雨が止んだ
濁り始めた
何かしらの自然の変化により餌となるベイトの動きが変わり、 これ見ていた大物も動くタイミングになります。
流れの強さや風向きによってもルアーや仕掛けの動きも変わります。
釣れていなかったのが急に釣れ始めるなど変化はチャンスです。
雨の日は人が少ない
近年のフィールド状況を考えると魚よりも人が多い傾向にあります。
プレッシャーから解放されたポイントでは実に多くの魚が優雅に泳いでいます。
ずっと朝マズメ
また、曇りがかった空の影響でいつまでもローライトがつづきます。
水面に影ができにくい状況はプレッシャーが少なくなります。
濁りによる警戒心減
程よく雨水で濁った水により魚はシルエットでの判断で捕食しています。
つまりルアーで魚をだましやすくなる、ということです。
他にも、見た目濁っていますが表面だけで水深2メートル以降は澄んでいることもあります。
水温の低下
雨は夏の異常な水温を下げてくれます。
人が過ごしやすいように魚も過ごしやすくなります。
海はよく塩分濃度が低くなるのでエギングなどには向いていないと言われますが、あまり影響を感じたことはありません(水深1-2mの所は影響がある)
雨上がりに良いルアー
雨後こそルアーセレクトが重要。
特に普段使わないカラーバリエーションを揃えておくと思わぬ釣果も期待できます。おすすめのマストアイテムをご紹介します。
初心者おすすめチャート系
まずはチャート系です。光量が少ない上、濁りがある場合はナチュラルなものより目立つものは水中でも目立ちます。
ゴールド系
雨上がりの日が差して来たらフラッシングを意識したカラーも効果的です。
ブラック
釣り人の間ではシークレット的なカラーである黒。黒系はシルエットがはっきりしているので効果的です。
波動の強いバイブレーションも効果的
ゴアテックスは雨の日もサラサラ快適
ゴアテックスはアメリカで生まれた防水・耐久性・透湿性・防風性を兼ね備えた素材の名前です。
何が優れているかというと雨水を通さない表生地、中の湿気を外に出す裏生地を組み合わせているため雨が降ってもサラサラ快適に過ごすことができます。
不快に感じるのはカッパを着たときの蒸れや汗です。
釣りは動くアクティビティであるため汗をかきます。
これらを排出しつつも雨の侵入を防いでくれる防水ウエアなのです。
釣り人は1着は持っておきたいギアです。
雨の日は気圧が低い
気圧は人間を含めて生物や物へ常に圧力を与えています。
例として
気圧が低いと頭痛やめまいがする。
標高の高い所に行くとポテトチップスの袋が膨らむなどが挙げられます。
雨の日は気圧が低くなるため水にかかる圧も弱く、魚が動きやすくなります。
魚のみならず餌となる生物の浮袋も膨らむため魚が浮き気味になるのは容易に想像できるでしょう。
低気圧の日はライズがしばし起こりやすい状況になります。
ベテランの釣り師は上記の仮説も計算に入れて行動します。
ちなみに湖や渓流では水深のある海に比べると気圧の影響は大きくなります。
雨の日は風が吹かない
風は気圧の高い所から低い所に吹き降ろします。
つまり気圧が低い状態(低気圧が覆っている)は風が吹かない条件が整っています。
雨上がりはベタ凪であることも多いのでライトゲームなどは釣りやすいことがあります。
とはいっても風が吹かないのは一定期間のみであり、
雨上がりは西から高気圧がやってくるため風が吹く条件が整い、吹き始める傾向であることを忘れずに。
濁りを避けたい時
どうしても濁りが気になる場合は、シンプルに濁らない所を選ぶべきです。
ダムで言えば最上流域は早い段階でクリアになることが多く散見されます。
河川から離れた島などのポイント
沖磯は基本濁りません
流れの早い所は早く濁りが消えます
湾でも外海入口などは早く濁りが消えます
また海は濁っているのは表層5メートルほどで深場は濁りが関係ない場合もあります。
このように濁っていても選択肢は多く残されています。
濁りがよい魚もいる
代表的なのはうなぎ。6月に入ると雨による濁りや増水と共に河川に入っていきます。
ほかにも黒鯛やフナ・オイカワは基本クリアより濁りをお好みます。
その習性は撒き餌で発生する濁りにも反応するほど。
砂に隠れていた餌が舞っている・流れ込みから川虫が流れてくる状況となるためこれらの魚に限らず活性が高くなる傾向にあります。
大雨は危険
最後に大雨後の釣りには十分に注意してください。
近年の線状降水帯と呼ばれる以上な大雨が各地で発生しています。
ずっと雨が続いている天気であれば
ダム湖の開放による河川の急な増水
低気圧接近による落雷の可能性
また、水辺に限らず道中の水没やがけ崩れなど命あっての釣りであることを忘れずに。
まとめ
いかがだったでしょうか。
雨後の釣りは思った以上に魚が動いている可能性が高いことを解説しました。
その理由として5つの要因があります。それは人的プレッシャーからの解放・ずっとローライトであること・濁りによる警戒心の減少・夏場の水温低下・大物が動くタイミングである変化点です。
これらを頭に入れて対策を考えてみてください。
ここに雨の日専用ルアー(カラーバリエーション)をチョイスすることでさらに魚に近づくことでしょう。
その他、風が吹かない事や濁った時にも避ける選択肢があること、大雨時は注意しなければならないことを学ばれました。
大切な休日が雨あがりでも、釣りに行くという選択肢が増えれば幸いです。 それではまた!
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