月: 2022年1月

22ステラまとめ 2つの期待と不安 2022年シマノ最高峰スピニング

22ステラまとめ 2つの期待と不安 2022年シマノ最高峰スピニング

こんにちはミンコタです。 発表されましたね、シマノ22ステラ。既に動画などでインプレがでていますが 重要なのはこの2つだと思っています。 新オシュレートによる飛距離アップ ドラグワッシャの繊維化による耐久性アップ シルキーな巻き心地は変わらないと思いますが、今回の技術革新で大きく変わる部分には期待と不安が入り混じります。 個人的なインプレッションとして解説していきます。 ライター紹介 ・本記事の執筆者:ミンコタ ・Twitterフォロワー:5000 @minnkota_style ・今まで釣りあげた魚種:100種以上 ・釣り歴:30年 ・2級船舶免許 過去のモデルを乗り換えてきた経験者として、詳しく解説します。 目次 INFINITY LOOP(インフィニティループ) DURACROSS(デュラクロス) 気になる色とラインナップ まとめ 22ステラをまとめているので参考にしてください。 シマノ SHIMANO 22ステラ 2500S スピニングリール odposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング INFINITY LOOP(インフィニティループ) 22ステラでは「密巻き」を行うためにオシュレーション(スプールが上限に可動すること)が超がつくほどスローになっています。 このシステムのおかげでラインが重なることなく隣り合ってスプールに巻かれるわけです。 密巻きは以前から釣り業界に存在していて投げの世界では絶大なる支持を得ており、競技の世界でも使われています。 船釣りのベイトリールもそうですが規則正しくラインが巻かれていると抵抗が限りなく少ない状態でラインが放出されます。 22ステラは 「届かなかったもう一歩」 をかなえてくれそうで、飛距離に関して大きく期待できると思われます。 反対に不安なのが バスのノーシンカーやアジングのジグ単など、極端にラインテンションが軽くなるリグではスプールに巻きつける力が弱いため、特に巻きたてのフロロなど腰の強いラインを使うとライントラブルの予感がしています(シーバスやエギングくらいなら問題ないと思いますが)。 投げの世界においても、このスーパースローオシュレートが曲者で、最後の数メートルを手で押さえて巻く(テンションをかけて巻く)というのは当たり前にやっています。 それでも期待せずにいられないのがステラ シマノの対策として「アンチツイストフィン」と呼ばれる技術が今回採用されていました。 フィンといってもそれほど大きくはないですが、ラインが通る隙間がせまいので、テンションがないまま巻き取るのを防ぐ機能になっています。 密巻きといえば、現行のアブガルシアレボシリーズはずっと密巻きを採用していますし、ショートキャストのジャンルでも密巻きの流れがでてきてもおかしくはありません。 スローオシュレートのラインの巻き姿は一度見ると病みつきになりユーザーを満足させてくれそうです。 またスローオシュレートはゆっくり巻いてアタリをとるシーン、例えば管理釣り場、そして最もテキメンにでるのは夜釣りだと感じています。 DURACROSS(デュラクロス) デュラクロスとは横と縦向きの繊維を貼り合わせたものです。 何十年と、ドラグワッシャーには手を出さなかったシマノが材質を繊維に変えてきました。 従来素材であるカーボンは使っていくうちに滑り出しが悪くなるのが欠点でした。 特にエステル系ラインを使うイカスッテやアジングでは低テンションでの確実なフッキング、 不意の大物とのやり取りには頻繁にドラグ設定を変えなければなりませんでしたが、この点のカバーとして期待されます。 反対に不安なのが 繊維系ドラグワッシャーは繊維なので当然、水をすぐに吸い込みます。 水洗いによるメンテナンスにおいて一抹の不安がよぎります。メンテ時はより一層水の侵入に気をつかう必要がありそうです。 しかしここさえ注意しておけばスムーズなドラグを保持できるためよりラインの限界を使っていけますし、何より余裕をもって魚とのやり取りを楽しめそうです。 気になる色とラインナップ ぱっと見シルバーですが、色々な動画を見ていると結構グレー感が高い感じです。 スプールは違いますが、07ステラの1000PGSDHのカラーイメージを思い出させます。07はラメが入っていますが22ステラはボディにベールが映っていたので入ってなさそうです。 気になるラインナップですが 1000SSPG・C2000S・C2000SHG・C2500S・C2500SXG・2500S・2500SHG・C3000SDH・C3000SDHHG・C3000MHG・C3000XG・3000MHG・4000M・4000MHG・4000XG・C5000XG シマノ(SHIMANO) 22 ステラ C2000S 04383posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング 個人的には 1000SSPG。アジング、メバリングでリーリングで使いたいですね。 2500S。バス、エギング、ロックフィッシュ、、、一番オールマイティに使えそう! C2500SXG。アップクロスの渓流の回収が楽になりそうです。 C3000SDHHG。エギングで使ってみたい機種ですね。 C3000XG。ギアの重みでサーフでの離岸流が楽に分かりそうです。 4000XG。ショアジギング、磯ヒラでルアーを楽に回収できそうです。 シマノ STELLA 公式サイトはこちら まとめ いかがだったでしょうか。 密巻きによって飛距離や糸さばきが大きく向上する可能性が見えてきました。 ステラは4年ごとにモデルチェンジと言って変わってきていますが、今回ギアのシマノがギア以外で大きく変わるのは07以来だと思います。 ミレニアムステラ以降採用のなかったスーパースローオシュレート機能。シマノとしては突破口を見つけて、この22年にリリースするものと思われます。 気になる点も少し工夫すれば対応できそうなものが多かったように感じますがリールで最初にトラブルが多いと二度と使いたくなくなります。 シマノがフラッグシップで表現するということは、それなりの覚悟があるのでしょう。 もし筆者の心配が無用の場合は、恐らく劇的に良いはずです。 皆様にとって良き出会いになりますように参考として書き留めておきます。 それではまた。 他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。 もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
【失敗しない】海・川釣りの季節 先読み情報集

【失敗しない】海・川釣りの季節 ベストシーズン集

海・川釣りで魚が釣れやすい季節は決まっていて、外れた時期に行くと全く釣れない経験を幾度としてきました。 30年の経験から、 「釣りに行くならこの季節が過ごしやすい」 「この魚釣りたいけど時期はいつだろう?」 「今釣れてる魚って何だろう?」 読者の方が失敗しないで済むよう、こんな疑問に答えていきます。 新子の時期を過ぎていましたが、どうしてもあの甘みを堪能したかったので向かいました??一日かけてなんとかゲット??今が荒食い時期のカサゴは沢山??ベストシーズンって大切です(汗)#釣り #アウトドア #釣りキチ三平 #釣りキチは釣りキチガイの略ではない #海 pic.twitter.com/2chtQKcsly— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) January 14, 2022 そして魚は旬よりも早く釣れ始めているもの。 特に大型になるほどシーズン前から入ってくるのが基本です。 ライター紹介 ・本記事の執筆者:ミンコタ ・Twitterフォロワー:5000 @minnkota_style ・今まで釣りあげた魚種:100種以上 ・釣り歴:30年 ・2級船舶免許 実体験に基づいた魚釣りのベストシーズンについて詳しく解説します。 目次 対象魚と釣り人のシーズン ザリガニ アジ うなぎ ブラックバス ヒラメ 太刀魚 ナマズ 鯉 アナゴ カワハギ カレイ 鯛 サバ タナゴ シーバス ニジマス 黒鯛 サヨリ シロギス メジナ コウイカ イワシ マゴチ タコ キジハタ カサゴ テナガエビ まとめ 対象魚と釣り人のシーズン 経験則から月ごとに気を付けなければならない天気とともに対象魚を解説します。 1月 サヨリ・アイナメ・メジナ。基本的に冬型の低気圧が何度も通り過ぎるため、その合間がベタ凪のチャンス! 2月 コウイカ・黒鯛。1年で最も魚種が少ない時期。 3月 アオリイカ。春一番を避けないと釣りにならない、天気予報を見て温かい日が続けばチャンスあり! 4月 鯉・マゴチ。桜が散る頃は水温も上がり産卵前の魚と遭遇するチャンス。 5月 キス・シーバス・イサキ・イシダイ。河川ではナマズ・雷魚。紫外線が一番多い月なので対策必須  6月 アジゴ・カニ。川ではザリガニ・うなぎ・テナガエビ・ブラックバス。豪雨の影響で河川付近は泥水・ゴミなどで釣りにならない。外洋に面したところに行くと潮の影響で濁りがすぐに取れる。 7月 鯛・シイラ・カツオ・黒鯛。暑くて釣りにならない、午前中のみ、あるいは夜釣り等がおすすめ。 8月 タコ・あなご・キジハタ。日射病注意、午前中のみの釣行 9月 ハゼ・アオリイカ新子・青物のヤズ(ブリの幼魚)・ネリゴ(カンパチの幼魚)・カマス・サゴシ。台風を避ければベストシーズン 10月 カワハギ・太刀魚。気候も良くベストシーズン 11月 イワシ・大ブリ・カンパチ。暖かい日を選べばベストシーズン 12月 メバル・大アジ・大型カサゴ。年末年始は寒波が来やすいが早めは天気も落ち着いている 魚種別での釣り場所選びならこちらの記事も参考にしてください。 ザリガニ ザリガニは、田んぼの水を引くようになる6月が一番活発になります。 3~4月、ちょうど桜が咲くころ冬眠から目覚めて活動し始めます。 5月を過ぎると、水路の藻ので餌を探していたり、浅場で活動することが多いので、比較的簡単に捕まえたり、ザリガニ釣りを楽しむことができます。 逆に8月の昼間は暑すぎるので夕方にならないと活動しないこともあります。 おはよう御座います。今日もまた釣りならぬガサガサです。 田んぼ側の用水路には日本淡水魚がたくさんいましたよ😖水路の端と端から2つの網で追い込むのですが、網をあげて中を覗く瞬間は年をとってもドキドキします🐟楽しい!! pic.twitter.com/pqAGysggSQ— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) August 11, 2021 アジ 早ければGW初日から豆アジが接岸し、ちょうど釣具屋さんでもサビキセットが店頭に並びます。 このころは警戒心が薄いため比較的釣れやすく初心者の方にオススメです。 7月まで堤防付近で過ごし、8月を過ぎるとサイズも大きくなりますが警戒心が強くなり朝夕しか姿を現さない日も出てきます。 アジングで20cm前後を狙う場合、水温が下がり始める9月から始まります。 昼間は深場に身を潜めていたアジは、気温が下がる夜に接岸します。 産卵が1月~4月であるため脂ののったアジを求める場合は10月~12月が良いでしょう。 尺アジと言われる30㎝オーバーの時期としては1月です。厳冬に接岸し産卵を行う直前のタイミングが数、型ともに良くなる傾向にあります。 「寒いほど大きいアジが釣れる」と覚えておくと良いでしょう。 うなぎ 温暖を好むウナギは早い所は4月から10月にかけて釣れています。 特に濁りが多くなる梅雨時期に食いが良いことから「6月~7月」夜の河口や堰ではウナギ狙いのチャンスです。 冬に産卵するため、餌をたくさん食べる秋が旬になり、土用の丑の日ではありません。 バス 年中釣れるイメージの高いバスですが、温暖性の魚であるため5月~10月がベストシーズン。 注意したいのが産卵期は大型が釣れにくいこと。 産卵期は4月~5月になり、卵を守る習性のあるバスはその期間餌を食べないため大型が釣れなくなります。 産卵に絡まない子バスは水温の上がる5月からルアーを積極的に追ってきて、たくさん釣れます。 ねらい目は6月。この時期から体力回復のため徐々に大型が動き出しデカイのが釣れます。痩せた個体が多いのも特徴です。 ヒラメ 接岸シーズンである秋にサーフで釣れ始め、早い所では8月の夜、アジングで30㎝位のヒラメが良くかかってきます。 大型ほど沖合に居ますが、水温15度前後、時期にすれば9月~11月、活発にエサを追いながら接岸します。 5年で70㎝と成長速度の速い魚でもあるため貪欲にベイトについて回ります。 またヒラメは高水温に弱い魚です。 夏は水温が下がる夜、冬は水温が上がっている夕方に行動する可能性が高くなります。 例外として外洋のケースがあり、沖の温かい潮の影響で、外気が冷えていても水温は温かいことがよくあります。 こうした事から水温系でマメにチェックしておくと間違いないでしょう。 プロマリン PRO MARINE DT8220 デジ温計 色指定不可 アクセサリー 水温計 温度計 釣り 浜田商会posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング 太刀魚 餌となるイワシと共に8月終わりくらいから岸に近づいて12月まで活発に捕食します。 群れで移動しているため、一度湾内に入るとずっと釣れ続けるのも特徴です。 タチウオは昼間は深場に移動する習性があるため、よほどの特例がない限り船釣りを除いて昼は釣れません。 シーズン序盤は指2-3本と小さいと言われますが、序盤こそ大型がスレずに釣れやすい時期でもあるので早めに行動することでチャンスをものにできるでしょう。 ナマズ 3月下旬から10月いっぱいまで釣れ続ける温暖性の魚です。 湧き水の影響を受ける河川などでは水温が高いため、3月はじめからトップウォーターにアタックしてきます。 おススメしないのが6月の梅雨時期。 水が増えすぎてナマズが散らばってしまいヒット率が下がりますので、河川ではなく水路など広範囲に探す必要があります。 そして10月以降は水温低下で厳しいものがありました。 筆者が思うベストシーズンは5月で活発に追っかけてくるのがこの季節です。 鯉 年間を通して釣れるイメージの鯉ですが、おススメは産卵前の3月~4月、そして水温が安定している9月~11月になります。 5月に入ると「ハタキ」といって浅場で産卵行動の真っ最中、鯉は警戒心が強いため餌を食べません。 そしてアフターもあまり餌を食べないので、この時期は避けます。 夏場は水温の高い昼間は影に隠れており、目の前に餌を落としても見向きもしません。しかし朝夕のマズメ時に食い気が一気に高まることもあります。 これは経験則なのですが鯉は温度差に敏感な魚です。 秋の冷たい雨後などは活性が一気に下がり釣れないことが多いです。このように意外と気難しい魚ですので上記を知っておくと便利ですよ。 アナゴ 夏の夜に蚊取り線香を片手に近くの堤防で半夜釣りが定番のあなご。 ハイシーズンは6月~10月です。冬でも釣れる魚ですが活性が上がるのが夏場であるため、初心者は釣れやすいハイシーズンに行くとよいでしょう。 特に濁りを好む魚なので雨が降ったのベタなぎの夜はチャンス(波があると釣れない)、たくさんのあなごを釣った経験があります。 風のないムシムシする夜もねらい目です。 カワハギ 釣果が最も多くなるのが10月。 これほど的確に回遊する魚は珍しく、10月の堤防でバケツを覗くとカワハギだらけです。 旬が年に2回あり6月~8月の産卵期、9月~11月の肝が肥大する時期と言われますが、前者は産卵絡みのため堤防に群れで入ってくる様子はあまり見かけません。 カワハギは日中帯に釣れる魚で暗くなるに連れて釣れなくなります。 夜に釣れたことがありません。10月の7時~16時を目安に釣行するとよいでしょう。 地元の釣り新聞に載る前に先行者利益をゲットできるといいですね! カレイ 10月終わりから釣れ始めるカレイは冬場に産卵を迎えるため、浅場に向かって接岸してきます。 釣りをしていると分かるのですが産卵になると全く釣れなくなります。 地域によって異なりますが10月~3月(産卵期を除く)がハイシーズンになります。 ターゲットが少ない冬場の貴重な対象魚です。 産卵前のノッコミ時を上りガレイ、アフターを下りガレイと呼んでいます。 「真冬の魚」と覚えておくと良いでしょう。 鯛 3月~7月 9月~11月ごろまでが食いが良い時期になります。 3月ごろから外海から群れをなして湾内に入っている上り真鯛、色が白くお腹部分が黒ズムのが特徴です。 よく上り真鯛シーズンと言われますが一気に群れが入ってくる時、細かく群れが分かれて入ってくる時と毎年バラバラです。 前者の場合、外したら終わってしまいます。そういう意味ではアフターの方が釣れる確率は高く、産卵が終わったばかりの7月は岸でも70㎝級が上がります。徐々に沖合に移動し、特に秋は群れがまとまっているので数釣ができる魚です。 GWは毎年渋滞にハマるので「もう二度と行かないぞ!」と言いつつ毎年行ってしまいます。GWの不思議な魔力😅あっ、そういえば息子に自己記録抜かれました😭そして帰りはもちろん5時間コース、、、「もう二度と行かないぞ!」 pic.twitter.com/4468erMdLR— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) May 11, 2021 また、産卵の前と後で釣れ方が変わります。 ノッコミの3月~4月ではエビやカニといった餌を食べるため、餌釣りに好反応。 アフターの7月以降ではイワシなどの魚食性が増すためタイラバやジグを積極的にアタックしてきます。筆者の様なルアーマンであれば7月がベストシーズンになります。 サバ 小型のサバに限ってはアジゴと一緒でGWには姿を見せサビキ等にかかってきます。 8月のお盆が過ぎると20㎝サイズのサバの大量回遊が見られ、回遊に当たると堤防をはじめ沖のジギングでもかなりの数が釣れます。 夏なのに肥えた個体が多く脂がのって美味しいのも特徴です。 真夏を過ぎたらサバと覚えておき、15-30gくらいのミニジグをバッグに忍ばせておくとよいでしょう。 タナゴ 数も型も釣れるのは7月~9月です。 地域によっては10月も釣れますが、基本的に温暖を好むため活性や数は落ちていきます。 春先から動き始めるタナゴですが農業用水路が代掻きの影響で濁っていると釣りにくくなりますので筆者は避けます。 梅雨と合わせて水が落ち着く8月ごろがベストシーズンになります。 ほとんどのタナゴは春に産卵ですが、カネヒラやゼニタナゴの産卵は8月になりますので、この場合は9月に釣行するとよいでしょう。 シーバス 5月の荒食いシーズンは河口、磯共に数・型ともに期待できる時期です。 7月~9月は20cmサイズの活性があがり、大型は深みに戻っていきます。 秋口には産卵前の荒食いのため再び浅場を回遊しはじめるのでここでもチャンスがあります。 そして再び沖合へ。 これは産卵が沖合で行われるためです。シーバスは1月の真冬に産卵し、「バチ抜け」の合図とともに体力回復のため浅場へ。 このように沖と浅場を何度も旅するため、時期を見計らって行かないとボウズになりやすい魚でもあります。 ニジマス 河川では主に3月~5月が釣れる時期になります。 生息場所は高冷地が多いため3月で雪が残っている地域では逆に冷たすぎるので活性は悪いです。 そして暑さに弱く水温15度以上では活性が下がる魚です。秋になり水温の下がる10月ごろにまた活性化します。 管理釣り場ではおおよそ10月~3月の冬が繁忙期ですが、水温が冷たすぎるとじっと底の方で動かない個体が多くなります。 ニジマスは「暑すぎても冷たすぎてもダメ」と覚えておくとよいでしょう。 黒鯛 2月~3月の黒鯛は産卵前の荒食いで数が釣れます。 群れで浅場に入っていることが多く、撒き餌が効けばエンドレスに釣れ続けることがあります。 そして産卵前のチヌは上品な甘みがありますが、産卵後はあっさりしすぎて全く味がしません。 これほど違いが出る魚も珍しいです。 元々黒鯛は雑食ですが産卵後は特に魚を食べます。 なので6月~7月にかけては浅場でイワシ類を食べるためシーバス釣りの外道として釣れることが多くなります。釣るだけに限って言えば夏場の黒鯛も面白いターゲットです。 サヨリ 年末から情報が入ってくるサヨリですが、12~3月の冬場がメインの時期になります。 エリアの中に群れで入ってきますので30㎝の大型がクーラーいっぱいになることも多く、この時期は専門に狙う方も少なくありません。 あまり知られないサヨリ釣りですが遠投サビキで簡単に大型が釣れるのでファミリーフィッシングの1つとして取り入れても良いかと思います。「冬の寒い堤防はサヨリ釣り」と覚えておきましょう! シロギス キスのシーズンはGW前からはじまり10月ごろまで積極的にエサを食べます。 特に産卵前の5月は型もよく数も釣れることから釣具屋さんの目立つ場所に仕掛けが置かれていてキス釣りシーズン到来を感じさせます。 産卵が終わる7月あたりは海水浴場でも見かけるほど浅場にいて、遠投なしで釣れることから、初心者は夏場を選ぶとよいでしょう。 冬に近づくにつれて超大型である尺越えが混ざる様になります。コアなキス釣り師は完全に型狙いで冬場にキス釣りを行います。 メジナ メジナのシーズンは11月~2月になります。 3月に入ると産卵のため餌を食べません。6月のなると梅雨グレと呼ばれ産卵後の荒食いがはじまります。 しかしエサ取りのアジゴが活発になる時期と重なるため、釣りにくい場合もあります(冬場はエサ取りが少ないので釣りやすい)。 この頃になると磯に限らず堤防でも姿が見られ、夏になるにつれて小型主体になっていきます。 コウイカ コウイカが釣れるシーズンは2回あり、最初は2月~5月。 こちらは主に大型の産卵を意識した個体になります。船釣りは岸に向かうイカを狙って1月から釣れ始めます。産卵行動自体は冬から始まっており、水深60m付近で餌を求めていたものが1月になると40m付近で、2月になると早い所は堤防で第一陣を狙い撃ちすることができます。 2回目が9月~11月。これは夏場に生まれた個体が数多く釣れる時期になります。 型を釣りたいなら春。数を釣りたいなら秋と覚えておくと良いでしょう。 イワシ マイワシが釣れるシーズンは型により異なります。 5㎝程度の小型は6月の梅雨時期に湾内に入って回遊しながら成長します。 10月ごろになると20㎝程度に成長し、堤防にて数釣を楽しむことができます。 この頃になるとイワシは外洋を意識しており、潮次第で港から抜けていなくなるので一時のチャンスをものにできるかがポイントです。 マゴチ マゴチのハイシーズンは夏です。 4月頃から大型が動き始めます。5月頃が産卵と言われますが6月になると河川が絡む場所は遡上してエサを追い求めます。ウェーディングのシーバス釣りでマゴチが混ざるのもこの頃です。 7月はサーフでも頻繁に見かけるようになりシロギス等を捕食して、8月になると深場に戻り餌を食べます。タイラバなどにもかかってくるのがこの頃です。 冬でも釣れる魚ですが肉食性のマゴチはベイトフィッシュを追い求め回遊しますのでベイトであるキスやイワシ・ボラの稚魚が接岸する春から夏にかけて多いことを覚えておきましょう。 タコ タコのシーズンは夏です。 春先に生まれたタコが7月に手のひらサイズでたくさん釣れるのがこの頃で8月になると一気に大きくなり500gサイズが混ざります。 お盆を過ぎると一気に深場に移動するため、リミットがこの辺りであることを覚えておきましょう。 船釣りは4月後半より水温の上昇とともに上がってくるタコを狙い打ちます。 朝晩はまだ冷えて長袖が欲しいくらいの気温です。 水深30m付近で船が固まっていればタコ釣り船です。食欲旺盛のタコは大型から釣れていきますのでシーズン初頭に行くことをおススメします。 キジハタ キジハタが釣れる時期は6月~10月にかけて。 特に8月からはハイシーズンに突入し小型も大型も混ざって釣れます。 産卵が初夏のためアオリイカ釣りのエギで大型が釣れることもあります。 温暖性の魚であるため冬はほぼ見かけないことから深場、もしくは外洋に出ている可能性が考えられます。出ていくまでの秋までは堤防でも釣れるのでシーズンを逃さないよう気を付ける必要があります。 カサゴ カサゴは1年を通じて釣れますが秋から春にかけてが大型が釣れる時期になります。 12月は堤防の基礎部分(ケーソン)、テトラでも20cmサイズが釣れ1年の中で最も大型を釣りやすい時期です。 逆に夏場は春に生まれたばかりの小型、あるいはまったく釣れないこともあります。貪欲にルアーを追ってくるため、時期を間違えなければ初心者でも簡単に釣れます。 寒い時期の堤防はカサゴも視野に入れてタックルを準備しておくとお土産確保ができますので覚えておくと良いでしょう。 テナガエビ テナガエビのベストシーズンは6月になります。 満潮と共に見えるところまで上がってきますので、時間帯は潮をみておくとよいでしょう(干潮時はあまり釣れないので満潮からの下げ潮が良い)。 しかし7月になるとスジエビやビワコエビしか釣れなくなるのでテナガエビのシーズンは短いことを覚えておくと良いでしょう。 涼しくなる9月頃も居ないことはないですが圧倒的に数が少なくなります。 最盛期は100-200匹と釣れ続けるので子供たちとワイワイ楽しみながら通り雨を避けつつ釣るイメージです。 昨日の釣果です、こうしてブクブクを入れて一晩泥抜きして頂きます。ファミリーで楽しめて、サイズも大きいから良いターゲットだと思います🦐 pic.twitter.com/GPHoCh8q2m— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) July 11, 2021 まとめ いかがだったでしょうか。 1年中釣れる魚もいれば、その時期だけしか可能性がない魚もいることを学ぶことができたかと思います。 そしてそのタイミングは大部分は産卵イベントに準じた動きになり、一部餌となるベイトフィッシュを追って動きが変わります。 重要なのはベストシーズンより少しだけ早くいくこと。大型ほど先に動きますので先行者になるためには他者より早く通うことです。 水温は気温より2カ月遅れて上がってきます。4月など昼間は温かくても水温はまだまだ冬のままの場所もあります。 近年は温暖化の影響もあって水温が10月まで下がりきらないなどあり、魚の産卵行動もその年によりズレが生じる場合もあります。 もう一つ、水温を下げる要因として「台風」があります。台風は海・川限らず水をかき混ぜてくれます。台風が多いとそれだけ水温が下がるのも早くなりますので動向には注意する必要があります。 記事の基本を覚えておいて地域の釣り具屋さんやSNSの情報を頼りにターゲットの接岸を見極めていくとよいでしょう。 その際は禁漁期間等が設けられている地区もあるため、そちらの情報も得ておくと良いでしょう。 他にも、Minnkota…
【失敗防止】釣りのハリス選びで重要な3つのポイント

【失敗防止】釣りのハリス選びで重要な3つのポイント

情報の少ないハリスを種類・使い方含め実例込みで解説します。 ハリスを選ぶ時「号数」「強度」といわれてもピンときませんよね? でも3つの重要なポイントを知っていると自然と選び方が決まってきます。 ポロポロとバラしてたので、リーダーをフロロ→ナイロン変えて食い込みが良くなりました??ちょっとした工夫で釣果が(汗)バッグに忍ばせといてヨカッタ??#釣り#アウトドア#釣り好きな人と繋がりたい#釣りフェスティバル#釣りガール#釣り神社2022#釣り人が居れば水辺は綺麗になる pic.twitter.com/scYG14mIAq— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) January 10, 2022 実体験に基づいたハリスの選び方について詳しく解説します。 目次 ハリスとは ハリスの種類 フロロカーボン ナイロン ポリエチレン ハリスで重要な3つのポイント 道糸は何号か 何処で釣るのか 必要な長さの把握 どのメーカーがいいの? まとめ ライター紹介 ・本記事の執筆者:ミンコタ ・Twitterフォロワー:5000 @minnkota_style ・今まで釣りあげた魚種:100種以上 ・釣り歴:30年 ・2級船舶免許 ハリスとは ハリスとは(リーダー)とは、道糸の先に結ぶ、より強化された糸のことです。 別の名称をショックリーダー(リーダーとも言う)と言い、 PEラインなど伸びの少ない糸の衝撃吸収(クッション)として、 また歯の鋭い魚がかかっても・根に擦れても切れない様にするためのものです。 お店(ショップ)では道糸のように100m・150mではなく、 10 m、30m、50m、60mの規格で販売されていますので確認してみてください。 日本では昔から釣りに必要な『釣りの六物』と言われる竿・釣り糸・浮き・錘・針・エサがありますが、 釣り糸は仕掛けをポイントに飛ばしたり、落とすための道糸と、魚に切られないためのハリスが使われるようになりました。 サビキにもハリス3号、道糸(幹糸)5号など書いてありますが、針に近い糸がハリスです。 ハリスの種類 ハリスの種類は主に3つあり、号数に応じた強度はそこまで変わりませんが、 素材の特徴があるので購入の際は注意が必要です。 フロロカーボン 一般的に根ズレに対して有効なハリスです。 例えばテトラに落とし込みをする時、磯場、岩礁帯 ルアーで底を釣るエギング・ロックフィッシュ。ジギング・タイラバなどの船釣りにこの耐摩耗性が発揮されます。 材質的に張りがあり伸びにくいことからアタリが取りやすいのも特徴です。 真冬のショートバイトが多い即アワセが必要な時は、伸びの少ないフロロカーボンがおススメです。 また比重が高いため、水に落とすと早く沈みます。 潮になじみ自然にエサを流すことができるため、磯釣りでのウキ釣り・船でのフカセ釣りではよく使われます。 初心者はある程度、万能なフロロカーボンラインをおすすめします。 ちなみに対象は海・川の両方なのでご安心を。 クレハ シーガー グランドマックスFX ショックリーダー 1.2号-3号 KUREHA SeaGuar GrandMax FXposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング ナイロン 食い込みが良いハリスです。 極端な言い方をすると魚がヒットした時、一瞬、糸が伸びます(伸びるといっても最大30%前後)。 しかしこのことが魚へ与える違和感(竿の抵抗、ハリスの抵抗、エサの不自然な動き)を解消してくれるため食い込みが良いと言われます。 鯉のふっこみ釣り、バスのトップウォーターなど食い込み重視の釣り、 また、ヒットしてもよく身切れするアジ釣り・バラしが多い時の対策としてナイロンの伸びが助けてくれます。 柔らかさはキャストに影響します。 ハリスを3m以上使うシーバス・ショアジギングなど、この糸の柔らかさが役に立ちます。 リールのスプールになじみやすくスムーズであること。 また同じ号数でもフロロカーボンより細いため結びこぶが小さくなり、ロッドのガイドに引っかかりにくい。 つまり飛距離が落ちません。 お店ではフロロカーボンより安い場合が多いです。 大型の魚がヒットした際、フロロカーボンでは結び目から切れることが多かったため、筆者は結果的にナイロンを選んでいます。 ※ナイロンは紫外線や熱に弱く劣化しやすい。このため購入の際は新しいものを選びます ※ラインの色としてクリアなものが多いのも特徴 モーリス ナイロン ショックリーダー 50m 12lbー25lb【選択あり】【仕掛 ショックリーダー】posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング ポリエステル 感度が良いハリスです。 メリットは伸縮性が少ないため感度が良く、ハリがあります。 小さな当たりを拾うメバルやアジングなどのライトゲーム。 船ではイカメタルでよく使われます(イカスッテが絡みにくい)。 ただ伸びが少ないので瞬発的な抵抗に弱いデメリットもあります。 クッション性・耐摩耗性を捨て、感度重視の釣りを助けてくれるハリスです。 メーカーでは対摩耗性を強くするためシリコン加工を付加したタイプなどもあり価格が高いものが多いです。 サンライン(SUNLINE) ポリエステル エステル仕掛ハリス 60m単 1.5号posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング ハリスで重要な3つのポイント 道糸の太さとのバランス よくある質問で 「メインライン(PE)に対するハリスの太さは決まってますか?」と聞かれますが、 結論から言うと 基本は道糸と同じ強度(kg)になります。 例えばPE 0.8号は約3.6㎏の強度があります。 この場合同じ強度であれば2号を目安に選びます。 また、若干強度の小さいものを選ぶことで、根がかりした際、ハリス部分のみで切れることで被害を最小限に抑えるのも手です (サビキのハリスは道糸より強度を小さくしエダスを残すよう設計されています)。 何処で何を釣るのか 場所とターゲットによってはハリスを太くします。 例えばロックフィッシュを狙う場合、 根まわりを攻め、根に潜ろうとする魚を引きずり出さなければなりません。 ハリスも擦れることを想定した太いものを使うべきです。 筆者はPE0.8号で4号クラス、フロロカーボンを選択します。 PE0.8に対して極端にハリス18号など選択すると、使う針に対して結べなかったり、 ルアーやエサが不自然に動いたり、ライントラブルが多発して、魚が釣れなくなりますのでバランスに注意してください。 ただ、できる限り細い(号数が小さい)ハリスの方が魚に見えずらい・水になじんで自然に漂うため釣れる確率は高くなります。 ターゲットの習性や場所によってハリスの種類を選択し、一旦太くした後は経験を重ね、徐々に細くしていくとよいでしょう。 必要な長さ 基本は根ズレを想定した長さを使います。アジングなどであれば30㎝。 船のジギングでは底にジグがついて糸が流され擦れるのを想定し3-4mとります。 また、河川のシーバスはヒレや口で切れるのを防ぐため魚の長さ(1m)を想定して決めます。 キャスティングではハリスの結び目がガイドに入らずキャストできる長さで対応するのも手です。 ここでお伝えしたいのが、ハリスはどのくらい必要なのか?と言うことです。1回に使う長さが1mであれば20・30m巻きのもので十分でしょう。 ハリスは基本劣化しますので、できる限り新しいものを使うようなサイクルにすることをオススメします。大物がかかって古いハリスが原因で逃がしたくはないですよね。 ハリスでよく使うメーカーは? 結論から言うと、ハリスメーカーのものを選びます。 クレハ、サンライン、ユニチカ、デュエル、バリバス、、、、 ブランド名ではブラックストリーム・グランドマックス、シーガー (船ハリス)など。 釣りのメーカーであるシマノ・ダイワの商品もあります。「〇〇専用」の打ち出し方で販売されている製品もありますが大きな変わりはないように感じます。 クレハ(KUREHA) フロロリーダー シーガー グランドマックス ショックリーダー 30m 1.75号(9lb)posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング まとめ いかがだったでしょうか。 ハリスは釣具の中でも根ズレや魚がかかった時の衝撃緩和装置として機能します。 3つの種類があり、摩耗性に強いフロロカーボン、食い込みが良いナイロン、感度の良いポリエステルがありますので表示をしっかり見て目的の製品を購入しましょう。 ハリスの太さは基本道糸と同じ強度を選びターゲットの魚種・習性、また釣り場所によっては太くします。 ハリスを極め極限まで細くすることができれば、魚にハリスが見えにくくなるため 釣れる確率がぐっと高まります。 ベストバランスが見つかる参考になれば幸いです。 他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。 もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
満潮と干潮のすべての悩みを解決します

【だから釣れる!】満潮干潮~大潮小潮すべての悩み解決

海釣りに行こうとしてる人へ勝利の方程式を解説していきます。 記事中段に最重要ポイントを解説しています。 満潮と干潮どっちが釣れるのかな? 大潮と小潮はどう違うのかな? レジャーに出かける人 ・潮だまりはいつできるの? ・潮干狩りはいつがいいの? ぼやっとは分かるけどどれが一番良いの? 久々釣りに行けましたよ??釣り貯金が溜まっていたのか長潮なのに釣れました。(えびす様ありがとうございます)長潮って良い潮なのでしょうか? pic.twitter.com/A9YlL0f7h4— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) October 31, 2021 初心者・上級ともにポイントを絞って 勝利の方程式を解説していきます。 10日も氷が溶けない!話題のプロクーラーボックス シマノ SHIMANO クーラーボックス アイスボックス プロ ICE BOX PRO カーキ NX-030Vposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング7net 潮見表を表示!話題の釣り専用ウオッチ CASIO G-SHOCK G-LIDE GBX-100NS-4JFposted with カエレバ楽天市場Amazon 目次 まずは満潮を狙おう 釣り師が注意する潮 干潮しか行けなくてもOK 潮だまりとは 大潮と小潮 必ず潮汐表(汐見表)はグラフを見る よくある質問:おすすめの潮はありますか? 小潮しか行けなくてもOK 潮干狩りに適した潮 まとめ ライター紹介 ・本記事の執筆者:ミンコタ ・Twitterフォロワー:5000 @minnkota_style ・今まで釣りあげた魚種:100種以上 ・釣り歴:30年 ・2級船舶免許 まずは満潮を狙おう 結論から言うと潮が満ち、深くなるため魚も岸に寄ってきます。 岸にはエサとなるエビやカニ・小魚が多くいるからです。 イワシやアジも積極的にエサを求め港の中に入ってきます。 それを追ってイカやスズキも移動するといった仕組みです。 船釣りも同様で湾になっている所からすれば外洋から魚が入ってくる仕組みは一緒です。 魚は潮の流れとともに効率よく泳いで入り出ていきます。 釣り人にとって、この広い海の中で「魚が入ってくる」という情報は、非常に有利に働きます。 ポイント 満潮:水位が最も高くなる時間を指す 干潮:水位が最も低くなる時間を指す これらは地域により異なります。 例えば東京湾でも、湾の入口(観音崎)と奥(江戸川河口)では時間に差が出ます。 この水位変化は月の引力によって起こります。 「月に最も近づいた時」と「最も離れた時」が満潮です。 この現象は半日の周期で起こり潮汐(ちょうせき)と呼ばれます。 水位・海水・流れのことを「潮」と呼びますが、潮汐が由来になっています。 ・潮が動かない→流れない ・潮が引いた→水位が低下した 釣り師が注意する潮 釣り師は満潮干潮のジャストタイムに釣りを行いません。 なぜなら「潮止まり」だからです。 流れが止まっているとエサとなるエビやカニも動かず隠れているため、それを狙う魚もエサを食べる確率が低くなるため無駄に動きません。 つまり釣れないからです。 釣り人は干潮から満潮になるまでを上げ潮。逆を下げ潮と呼びます。 この時間帯は水位の変動、流れができるなどエサや魚が動く条件が整います。 特に流れの強くなる満潮前後2時間は釣れるチャンスが高くなるため、釣り師にとって重要な時間になることが多いです。 干潮しか行けなくてもOK 週末アングラーにとって、釣行日の朝マズメが干潮の場合もあるでしょう。 それでもOKです。なぜなら上げ潮を狙って午前中釣りをすることができるから。 1日のうち、上げか下げか片方の潮は釣れる可能性があります。 上げ・下げ潮で釣れる場所が必ずあります。良く海を見ていると ・下げ潮の方が流れが緩く釣りやすい ・上げ潮の方が魚が寄ってくる こんな場面あるはずです。 特に船釣りは顕著に上げのポイント、下げのポイントが存在します。 堤防でも上げ・下げで反転流ができるところがあるので注意深く観察してみてください。 堤防で釣るべき場所(反転流)についてはこちらの記事に記載しています。 潮だまりとは 干潮になって磯のくぼみなどに水が溜まっているところを潮だまりと呼びます。 魚は普通、満潮で浅瀬に寄り、下げ潮で沖にでていきますが、このくぼみに隠れ、取り残された魚が居ます。 磯遊びをすると、エビをはじめフグ・ハゼやカワハギ・ウミウシなどたくさんの魚たちと出会うことができ、子供は大変喜びます。 休みは潮溜まり探索でした。幼い頃に連れて行ってもらった場所で同じように遊べて、、、カワハギ・グーフー・エビ・ウミウシ?自分の楽しい体験を引き継げてほってたした感じでした。きっと子どもたちも、また次の世代に引き継いでほしいな。 pic.twitter.com/SMF0SmCG9g— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) August 24, 2021 潮だまりは磯場なので、岬や島まわりに発生します。 Googleの航空写真などで事前に調べておくと良いです。 よく虫取り網で行っている方を見かけますが、網目が小さすぎるため水切れが悪く、魚に逃げられてしまいます。虫取り網はNGです。 大潮と小潮 月の引力により干潮満潮があることはここまで学んだかと思います。 さらに太陽の引力による水位の増減レベルを大潮や小潮と呼びます。 太陽と月と地球が一直線になった場合は引力が重なり大潮になり、13日周期で繰り返されます。 大<大<大<大<中<中<中<中<小<小<小<長<若 以降は中潮が2回入り大潮となります。 これを上りの中潮、後半を下りの中潮と呼びます。 <中<中<大<大<大<大、、、、、 春は太陽が日本に近くなることから水位変化が大きくなります。 鳴門のうずしおが最も迫力があるのは4月前後の大潮です。 大潮 満潮では海面の高さが最も高く、干潮では最も低くなります。 大潮満潮時は河口から十数キロの上まで、海の潮が入ります。 河口のターゲットである手長エビ・シーバスは満潮を狙って海から上ってきます。 干潮であれば普段渡れない島にも渡れることもあります。 中潮  大潮では釣りにならなかった激流ポイントでは、適度な流れとなる中潮を狙っていきます。 大潮ほど潮位差はないですが、比較的魚が動き経験上、安定した釣果が得られます。 小潮  釣りには適さないと言われる小潮ですが、外洋に面した場所では「小潮の方が食いが良い」と言われる地域もあります。 沖に大きな流れを持つ地域では入ってきた魚がとどまるきっかけになっている可能性があります。 長潮・若潮 小潮からずっと動かなかった湾や港の中の潮ですが若潮後半の上げ潮は中潮に向けて新たな潮が入ってくるためチャンス到来です! ★大潮は流れが入りづらい湾奥の港・河口にチャンスあり ★小潮は外洋や激流ポイントが緩み釣りやすくなる 必ず潮汐表(汐見表)はグラフを見る この記事において一番重要なポイントです。 タイドグラフといって水位の差がグラフ化されているものが気象庁から出ています。 ここで見るべきは 「何時に最も潮位が変化するか」になります。 図は1月4日(大潮)釣行の例です。 6~12時までの上げ潮は約170cm動きますが、12~18時までの下げ潮は120㎝です。 同じ大潮でも確率が高いのは午前中です。 その中でも7~10時あたりがずっと流れそう※なグラフになっているため集中すべき時間帯ということが分かります。 ちなみに今回の下げ潮の場合「大潮なのに全然動かなかったね」と言われるパターンになります。 ※場所によって水位は上がるけど、全く流れが起こらない場合もありますので注意してください。 よくある質問:おすすめの潮はありますか? 筆者の経験では下りの中潮です。 湾内で釣ることが多いのですが、若潮から大潮では激流になるため、以降が程よい流れになるため比較的魚がルアーやエサを食べてくれます。 大潮は、我々が考えている以上に水中で流れが強く、遊泳力のない魚は岩陰などに身を寄せてじっとしていると考えます。 また、そのポイントは右側に大きな藻場があり、下りの中潮では沖の本流が左に流れるため、エギングで藻場に隠れていたイカが流れてくるのかよく釣れています。 ちなみに上りの中潮では右に流れます。データを集めると色々見えてくることがあります。 小潮しか行けなくてもOK 先ほどのタイドグラフを見ると、釣れないと言われる小潮でも大潮と同じくらい水位が変わる場合もあります。 また海峡などの流れがある場所、 あるいは沖に大きな流れがある場所、 では大潮では釣りにならないためフレッシュな魚が居付いているかもしれません。 潮が動かなければ動かないなりの作戦を立てればよいのです。 潮干狩りに適した潮 4-5月の大潮は春のマイナス潮といって年に最も水位が低くなる時期です。 いつも以上に干潟が広がる時間が長いので潮干狩りには適しています。早ければ干潮の3時間前から干上がる場所もあるため、早めに現地入りしましょう。 またアサリの産卵時期にも重なるため身が太った食べごろが多いのもこの頃です。 まとめ いかがだったでしょうか。 満潮か干潮かと言えば満潮の方が岸に魚が寄っています。 その中でも満潮・干潮に向けての上げ潮・下げ潮が最も魚の食いが良くなります。 そしてタイドグラフや干満差を確認することで集中すべきタイミングが分かります。 大潮は太陽と月の引力が重なった時に起こる現象です。13日周期でまわっており、それぞれの水位レベルで呼び名が変わります。 潮を極めると、今までよりも魚に出会う確率がぐっと高まります。 釣行日を最高にエンジョイするための事前準備、それが潮汐です。 他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。 もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。