22ステラまとめ 2つの期待と不安 2022年シマノ最高峰スピニング

22ステラまとめ 2つの期待と不安 2022年シマノ最高峰スピニング

Last Updated on 2022年9月24日 by ミンコタ


こんにちはミンコタです。


発表されましたね、シマノ22ステラ。既に動画などでインプレがでていますが

重要なのはこの2つだと思っています。


新オシュレートによる飛距離アップ



ドラグワッシャの繊維化による耐久性アップ



シルキーな巻き心地は変わらないと思いますが、今回の技術革新で大きく変わる部分には期待と不安が入り混じります。

個人的なインプレッションとして解説していきます。

ライター紹介

・本記事の執筆者:ミンコタ
・Twitterフォロワー:5000
@minnkota_style
・今まで釣りあげた魚種:100種以上
・釣り歴:30年
・2級船舶免許

過去のモデルを乗り換えてきた経験者として、詳しく解説します。

目次

22ステラをまとめているので参考にしてください。

INFINITY LOOP(インフィニティループ)


インフィニティループ


22ステラでは「密巻き」を行うためにオシュレーション(スプールが上限に可動すること)が超がつくほどスローになっています。

このシステムのおかげでラインが重なることなく隣り合ってスプールに巻かれるわけです。

密巻きは以前から釣り業界に存在していて投げの世界では絶大なる支持を得ており、競技の世界でも使われています。

船釣りのベイトリールもそうですが規則正しくラインが巻かれていると抵抗が限りなく少ない状態でラインが放出されます。


22ステラは

「届かなかったもう一歩」

をかなえてくれそうで、飛距離に関して大きく期待できると思われます。

反対に不安なのが

バスのノーシンカーやアジングのジグ単など、極端にラインテンションが軽くなるリグではスプールに巻きつける力が弱いため、特に巻きたてのフロロなど腰の強いラインを使うとライントラブルの予感がしています(シーバスやエギングくらいなら問題ないと思いますが)。

投げの世界においても、このスーパースローオシュレートが曲者で、最後の数メートルを手で押さえて巻く(テンションをかけて巻く)というのは当たり前にやっています。


それでも期待せずにいられないのがステラ


シマノの対策として「アンチツイストフィン」と呼ばれる技術が今回採用されていました。

フィンといってもそれほど大きくはないですが、ラインが通る隙間がせまいので、テンションがないまま巻き取るのを防ぐ機能になっています。

密巻きといえば、現行のアブガルシアレボシリーズはずっと密巻きを採用していますし、ショートキャストのジャンルでも密巻きの流れがでてきてもおかしくはありません。


アンチツイストフィン


スローオシュレートのラインの巻き姿は一度見ると病みつきになりユーザーを満足させてくれそうです。

またスローオシュレートはゆっくり巻いてアタリをとるシーン、例えば管理釣り場、そして最もテキメンにでるのは夜釣りだと感じています。

DURACROSS(デュラクロス)


アデュラクロス


デュラクロスとは横と縦向きの繊維を貼り合わせたものです。

何十年と、ドラグワッシャーには手を出さなかったシマノが材質を繊維に変えてきました。

従来素材であるカーボンは使っていくうちに滑り出しが悪くなるのが欠点でした。

特にエステル系ラインを使うイカスッテやアジングでは低テンションでの確実なフッキング、

不意の大物とのやり取りには頻繁にドラグ設定を変えなければなりませんでしたが、この点のカバーとして期待されます。

反対に不安なのが

繊維系ドラグワッシャーは繊維なので当然、水をすぐに吸い込みます。

水洗いによるメンテナンスにおいて一抹の不安がよぎります。

メンテ時はより一層水の侵入に気をつかう必要がありそうです。

しかしここさえ注意しておけばスムーズなドラグを保持できるためよりラインの限界を使っていけますし、何より余裕をもって魚とのやり取りを楽しめそうです。

気になる色とラインナップ

ぱっと見シルバーですが、色々な動画を見ていると結構グレー感が高い感じです。

スプールは違いますが、07ステラの1000PGSDHのカラーイメージを思い出させます。07はラメが入っていますが22ステラはボディにベールが映っていたので入ってなさそうです。

気になるラインナップですが

1000SSPG・C2000S・C2000SHG・C2500S・C2500SXG・2500S・2500SHG・C3000SDH・C3000SDHHG・C3000MHG・C3000XG・3000MHG・4000M・4000MHG・4000XG・C5000XG

個人的には

1000SSPG。アジング、メバリングでリーリングで使いたいですね。

2500S。バス、エギング、ロックフィッシュ、、、一番オールマイティに使えそう!

C2500SXG。アップクロスの渓流の回収が楽になりそうです。

C3000SDHHG。エギングで使ってみたい機種ですね。

C3000XG。ギアの重みでサーフでの離岸流が楽に分かりそうです。

4000XG。ショアジギング、磯ヒラでルアーを楽に回収できそうです。


シマノ STELLA 公式サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

密巻きによって飛距離や糸さばきが大きく向上する可能性が見えてきました。

ステラは4年ごとにモデルチェンジと言って変わってきていますが、今回ギアのシマノがギア以外で大きく変わるのは07以来だと思います。

ミレニアムステラ以降採用のなかったスーパースローオシュレート機能。シマノとしては突破口を見つけて、この22年にリリースするものと思われます。

気になる点も少し工夫すれば対応できそうなものが多かったように感じますがリールで最初にトラブルが多いと二度と使いたくなくなります。
シマノがフラッグシップで表現するということは、それなりの覚悟があるのでしょう。

もし筆者の心配が無用の場合は、恐らく劇的に良いはずです。

皆様にとって良き出会いになりますように参考として書き留めておきます。

それではまた。



他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。

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