【気温40度】夏の釣り、不動の暑さ対策

【気温40度】夏の釣り、不動の暑さ対策

Last Updated on 2023年8月18日 by ミンコタ

地球温暖化が進み真夏と言われる7、8月の釣り場は無風になれば、灼熱地獄。


「水場の近くだから大丈夫だよ」


と思っている方は要注意です。


釣り歴30年の筆者でも

・影のない釣り場に1日居ることができない

・頭痛や吐き気の症状がではじめる

この記事では体感温度50度近くなる釣り場で、水分補給以外で準備できるおすすめ方法(情報)をまとめています。

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ライター紹介

・本記事の執筆者:ミンコタ
・Twitterフォロワー:5000
@minnkota_style
・今まで釣りあげた魚種:100種以上
・釣り歴:30年
・2級船舶免許

目次

堤防の温度

読者の皆さんは地面の温度はご存じでしょうか。

【街中】

道路の温度:50度


木陰:32度


日向の体感温度:40度

環境省のサイトから抜粋。気温が30度の場合

https://www.env.go.jp/air/report/h28-01/mat01.pdf


堤防はコンクリートでできており、熱を蓄積しやすいため上記のような状況になります。

特に風がある時とない時では5~10度近く高くなることがあります。


「堤防で目玉焼きができる」


なんてことも冗談ではなくなってきており、夏場の堤防は人が裸足ではいられない状態になっています。


チェックこんな現象が起こる

・生きエサが死ぬ


・イケスの魚が腐る


・リールのハンドルでやけど

普段では考えられないことが沢山起こります。

ウエアが一番重要

熱中症とは下記のことを指し、原因と対策を行うことができます。


テルモ体温研究所

熱中症の原因は大きく二つに分けられます。

一つは、気温や湿度、作業着や衣服など環境によるもの。

もう一つは、年齢や健康状態、運動や労働などで体を動かしている状況など、本人の状態によるものです。

この二つの要素が重なりあって、熱中症が起こりやすい状態が生まれます。


https://www.terumo-taion.jp/health/hyperthermia/article02.html

全日本病院協会

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。


https://www.ajha.or.jp/guide/23.html


釣りは動くアクティビティです。

衣服の環境により、熱が発散されず熱中症になるケースがあります。

「tシャツや半袖、半ズボン」は間違いではありません。


しかし太陽の紫外線を肌に直接あびるため体力を消耗してしまいます(日焼け)。

かえって薄手の長袖や長ズボンで過ごす方が安全なのです。



筆者のオススメするベストなスタイルは


「サーフ+山登りスタイル」

で暑さの感じ方が異なります。


百閒は一見に如かず、ご説明していきます。

ドライレイヤー

メーカーであるファイントラックは登山専門ですが「2020年購入したいアンダー1位」にも輝いています。

特殊なメッシュ孔により汗のみ外へ押し出す構造になっていて汗冷えや汗のベタつきを軽減。

山で汗に濡れたウエアが冷えて寒い思いをしたスタッフの経験から開発した体温調節用のアンダーウエアです。

愛用している釣り人も多く、吸水ウエアの下に1枚着ることで汗を素早く蒸発。爽快感が夏の暑い釣りを精神的に助けてくれます。

ラッシュガード

ウォータ スポーツで一般的になったラッシュガード。

日焼けや擦れなど肌を守るアイテムです。

さらに素材はポリエステル生地のためドライレイヤーをインナーとして合わせれば速乾効果で嫌なベトベト感も解消。

「これ水着じゃん」

と思う方もいらっしゃると思いますが、岩場での釣りであるヤマメ・アユの渓流釣り、海ならばクロ・ヒラスズキ釣りなどで昔から愛用されていて、最近では船でも見かけます。

ラッシュタイツ

ラッシュガードのタイツ タイプです。

沢登りやカヤックで活躍しており、近年は陸からのエギングやアジング等でもよく見かけるコーディネートです。

ラッシュタイツの上に速乾性のハーフパンツ、いわゆる短パンを合わせるのが基本になります。ラッシュパンツは膝が擦れやすいので、登山用が長く持ちます。筆者は10年破れず使用してます。

日焼け止めよりフェイスカバー

最近ではランニングやゴルフでも愛用されているフェイスカバー。洋服と同様で、体力低下をさけるため肌を直射日光にさらさないのが基本です。

ファイスカバーは日焼け防止を目的としているため、紫外線カットはもちろん、通気性に優れたアイテム。

あと顎下や襟足もしっかりガードしてくれるので水辺は水面からの日差しの照り返しにも有効です。

合わせて帽子ならサファリハット、サングラスと併用して日光をシャットアウトします。

最新クールグッズ

ここでは2022年 以降でのクールグッズを紹介いたします。

熱中症になった時含め、

「物理的に涼しい」

「精神的に涼しい」

ことは大いに患者を助けてくれます。



・ミニ電気エアコン

別名、ネッククーラー。電動ファンでも空気冷却器付きのものが市販で出回るようになりました。

フィールドが無風の時は、スイッチを入れ冷感スプレーの効果を最大限に引き出します。

涼しく釣りを行うためハイテクは一度取り入れてみるとよいでしょう。

2022年 以降、磯でも堤防でもこれからの必需品です。



・冷間スプレー

氷性剤やハッカ入りで長時間持つものがあります。

汗で流れるためスプレーごと持ち運びを行います。

メントールを使ったものはさらに清涼感が増すのは言うまでもありません。

ウエア内に冷感があるだけで精神的負担を取り除いてくれます。



・汗拭きシート

別名デオドラントシート。種類が沢山あって選び切れきれない方はこちら。

筆者は人気の高いビオレのものを愛用。

理由は他に比べて分厚いためアウトドアでも便利で使いやすいことです。

汗のベトベト感がなくなるため精神的に助けてくれます。

快適になるためついつい顔を拭いてしましますが、目に入ると痛いのでフェイシャル時は気を付けてください。

タオル版もあります。



・熱さまシート

大人用は

脇や首裏、足首貼っておくだけで冷たくなります。

ただ1時間程度であったり、汗で剥げやすくなるのが難点。

10時間用より複数枚使うつもりで通常版を箱ごと持っていくのが通例です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

冬と比べて夏は釣りを楽しむことができる季節と感じる方も多いはず。

でも、夏の釣り場は無風になると体感温度50度近くになります。

注意すべきは一度熱中症になると回復するまでに時間がかかるため、未然防止が必要です。


熱中症の主な原因は服装環境です。熱がこもる、また直射日光で体力を消耗することで起こります。

今回ご紹介したアイテムは、暑さの感じ方が異なりますので、熱中症を予防することができます。


また服装に加え、様々な冷間ギアが流通しており、そこまで高価ではないため1つずつ試してみても良いかと思います。

そして自分の体力を過信せず、時々木陰で休憩をするなどして体力を維持することが大切です。

フラッとして海に落ちるケースもあるため無理は禁物です。

汗が出始めたら水分を補給して休憩をしましょう。

ルアーや釣具も大事ですが、身を守るギアたちは必須アイテムです。

今の釣行スタイルを改めて見直してみてはいかがでしょうか。

それではよいフィッシングを!

初心者必見「失敗から学ぶ 夏の服装」ページはこちらです。


他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。

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