最新版 夏の服装 釣り経験者4つの失敗
Last Updated on 2023年8月18日 by ミンコタ
夏の釣りに普通の服装で行ってしまうと本質を知らずに大変なことになった方も多いと思います。
服装の基本を押さえることで熱中症・紫外線・ケガなどから身を守ることができます。今回はやらかしてしまう4つの大罪と対策を釣り師の視点から紹介していきます。
「エサで汚れる前提で、適当な服がいいかな?」
「夏の釣りに行くときにどんな服装がいいのかな?」
「夜は涼しいから半袖でいいのかな?」
などいまさら聞けない事・堤防・船・サーフなど様々なシーン別においても解説していきます。
この記事では
・最適な男性・女性・子供向けのウェアがわかる
・シーン別のベストなスタイルがわかる
夏の日差しは危険です。初心者でもわかりやすく解説していきます。
目次
第1の大罪 普段着
第2の大罪 タンクトップや半袖
第3の大罪 ハーフパンツ
第4の大罪 サンダル
・でも対策をすれば大丈夫!
・体温調節:ドライレイヤーのすごさ!
・長袖でも涼しい:ラッシュガードタイプ
速乾性のハーフパンツと長ズボン
・サンダルは踵まで保護するものを
・ソックスのレイヤリング
・堤防では
・サーフでも基本は一緒
・船では
・まとめ
潮見表を表示!話題の釣り専用ウオッチ
ライター紹介
普段で起こるアクシデント
結論から言うと
・熱中症
・紫外線による火傷
・ケガ
・危険生物からの攻撃
になります。暑いからこそなりがちな大罪をケースも踏まえ見ていきましょう。
第1の大罪 普段着
釣りは野外のアクティビティです。
気温の下がる朝や夜、35度以上のお昼など温度変化が起こりやすい環境であるため普段着の素材では対応しきれません。
結果体が疲れてしまい熱中症などの事故につながります。
夏は暑さとの闘いでありながら温度変化との闘いでもあります。
コーディネートについては生地の素材から考える必要があります。
第2の大罪 タンクトップや半袖
釣りのポイントには蚊・ブヨ・マダニなど吸血生物が沢山います。
私自身も当初は気にしていませんでしたがサビキ釣り時の駐車場にちょっとした茂みがあり、虫よけスプレーをしていたのですが全く効かずに
「ブヨの餌食」になりました。
ブヨは刺されても痛くないため いつの間にか何か所も刺されています。時間がたつにつれて痒くなっていき、ひどい時は痛みと腫れが3日続きます。
★知っていましたか?
いわゆる「ディート30%配合」「イカリジン15%」などと記載されているものです。
しかし年齢制限があったり皮膚への刺激があることが裏ラベルに表示されていますので使用方法をよく読んでください。
※神経毒の疑いから12歳未満の小児は使用できない
※ハーブの虫除けスプレーは天然成分でできているからといって、全く肌荒れしないとは限りません。
第3の大罪 ハーフパンツ
釣り人の間では「照り返し」という言葉があります。
これは紫外線が水面から反射され浴びることを意味します。
海面に近いところから影響を受けますのでハーフパンツだとたった1日で膝上に火傷を負います。膝や太ももに火傷を負うと学校の制服や作業着・スーツを着るとめちゃくちゃ痛くなります。
第4の大罪 サンダル
川であれば尖った石。海は牡蠣殻など、
夏の解放感によっていつも間にか擦り傷ができている方も多いと思います。
しかしそれが擦り傷であったから軽視されているだけで、
自然での遊びにおいて均等化された足場は少ないと思ってください。
また釣りは思っている以上に足の踏ん張りが必要です。
ポイントが堤防の上段で面積が狭かったり、
波に揺れる船ならば滑らないようにしたり、ゴロタの川で平たい面が少なかったり条件は様々です。
力の入らないサンダルだと足が疲れてしまい、普段引っかからないような段差にもつまずいてしまします。
ちなみに水面に近いため先ほどのハーフパンツ同様、火傷の恐れがあります。
よく見るラフなカッコは絶対NG
なぜならば鋭利な釣り針や釣った魚の背びれは皮膚に深く刺さります。
また前途に書きましたように肌の露出が多いほど危険度は上がります。
釣り、そして自然がフィールドであることの本質を理解すれば例え夏の夜であっても肌の露出は控えます。
でも対策をすれば大丈夫
上記は私が釣りで今まで
「実際にやっちまった事例」です。
読者の皆さんはこうした危険を予知することができれば対策もできますよね?
それでは危険な情報を知ったうえでの予防策を展開していきましょう。サイトには載っていない実際に私が使っているもののレビューも含めてどうぞ!
体温調節:ドライレイヤーのすごさ!
いつもの吸水ウエアの下に1枚着るカテゴリーがあります。
特殊なメッシュ孔により汗のみ外へ押し出す構造になっており汗冷えや汗のベタつきを軽減します。メーカーであるファイントラックは登山専門ですが「2020年購入したいアンダー1位」にも輝いており、山で汗に濡れたウエアが冷えて寒い思いをしたスタッフの経験から開発した体温調節用の人気のアンダーウエアです。
愛用している釣り人も多く、これにより夏の汗ベトベトからサヨナラ。メンズ以外に女性用もあり、直肌のインナーで着ることにより快適なドライ感を生んでくれて朝晩の温度変化も優しくフォローしてくれます。一度着ると病みつきの快適感です。
長袖でも涼しい:ラッシュガードタイプ
ウォータスポーツで一般的になったラッシュガード。日焼けや擦れ・傷の予防、危険生物からを肌を守る夏のトップスです。
さらに薄手のポリエステル生地のためドライレイヤーと合わせれば速乾効果で嫌なベトベト感も解消されます。「これ水着じゃん」と思う方もいらっしゃると思いますが、
岩場での釣りであるヤマメ・アユの渓流釣り、海ならばクロ・ヒラスズキ釣りなどではわりと昔から着用されていて、uvカットなので船でも日焼け防止になるため必須のアイテムです。
お時間あるときに一度Instagramなどで検索してみてください。
商品の種類が豊富で、パーカータイプやジップアップタイプ・カワイイ柄もあり女性や小さな子供用もありますよ。
速乾性のハーフパンツとラッシュタイツ
夏は足だけでも水につかっておきたい気持ちもありますよね。しかし長ズボンではそんなこともできないため、そんな時はずぶ濡れでも温かく、陸にあがっても快適なラッシュタイツがあります。
これの良い点は擦り傷・危険生物から肌を守ることもさながら、タイツなのに水切れがよく保水しにくい点があります。
夏にタイツ?と思うかもしれませんが、沢登りやカヤックで活躍しており、近年は陸からのエギングやアジング等でもよく見かけるコーディネートです。
ラッシュタイツの上に速乾性のハーフパンツ、いわゆる短パンを合わせるのが基本になります(ポケットアリの方が使える!)。ラッシュタイツは膝が擦れやすいので、こうした登山用が長く持ちます。
サンダルは踵まで保護するものを
指先の保護・靴抜け防止になる踵付きを購入します。
歩き続ける、立ち続ける釣りにおいて絶対失敗したくないアイテムの1つです。
必ず滑り防止がついている釣り用のもの採用ください。一般的に売られているものは滑り止めがついていますが、釣り場を想定したものではありません。
また滑り止めの色にも注意。船では黒のラバーは汚れが付くのでNGです。堤防からのキス釣りでも足元はしっかり備えます。
ソックスのレイヤリング
実はこれ知らない人も多いので一番おすすめかもしれません。
先ほど紹介しましたドライレイヤーの靴下版です。汗の侵入やニオイなどの不快感から解放してくれるアイテム。夏でも靴派の人、渓流や磯靴にも。
またUV効果は特にありませんが、この1枚を履いておくだけでサンダル焼け日焼けを予防しますので重宝します。
堤防では
上記で書きましたように基本的な装備は変わりません。
夜であれば服の色を工夫することで安全を確保できます。1つは白や発色の良い色であること。夜間は外灯があっても全てを照らすことはありません。
やはり夜間でも視覚性の高いものの方が他の人のキャスト時・駐車場などで人が居ることをアピールできます。ラッシュガード自体の色は変えず、上に着るTシャツなどで工夫することでOKです。
サーフや船釣りでも目立つ色であること
サーフは離岸流といって沖に払い出す流れがあります。波打ち際は意外と足を取られやすく、そのまま海に流されるケースもあります。
また船での落水も一緒ですが早期発見が重要になります。
黒い服だと夜は全く見えません。昼でも実は白色も海では見えにくいのです。実は黄色やオレンジといったものが水面において視覚性が高いと言われます(ライフジャケットの色ですね)。
色選びは自然界にほとんど存在しない色・水の色と混ざらない色がよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。夏の服装において生地から考えたり、色を工夫してみたり。コーディネートだけでも快適性や安全を確保することができます。
服装というのは釣具や道具と一緒です。
今回、帽子やサングラスについては触れませんでしたが絶対の必需品です。
またカッコというのは動きやすいのはもちろん、テンションを上げるアイテムですのでさらに釣りが楽しくなります。
快適に過ごせることは集中力を高め魚のアタリを逃しませんので釣れる確率もアップします。
これらの基本装備に加え、蚊取り線香や虫除けスプレーを組み合わせればさらに川釣り・海釣りのリスク回避ができますので参考にされて、ぜひ取り入れてみてください。
他にも、Minnkota Fishing Styleでは、みなさんのフィッシングライフを豊かにする様々な経験談をご紹介しています。 もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。