満潮と干潮のすべての悩みを解決します

【だから釣れる!】満潮干潮~大潮小潮すべての悩み解決

Last Updated on 2023年8月18日 by ミンコタ


海釣りに行こうとしてる人へ勝利の方程式を解説していきます。

記事中段に最重要ポイントを解説しています。

満潮と干潮どっちが釣れるのかな?
大潮と小潮はどう違うのかな?


レジャーに出かける人

・潮だまりはいつできるの?
・潮干狩りはいつがいいの?


ぼやっとは分かるけどどれが一番良いの?


初心者・上級ともにポイントを絞って

勝利の方程式を解説していきます。


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目次

ライター紹介

・本記事の執筆者:ミンコタ
・Twitterフォロワー:5000
@minnkota_style
・今まで釣りあげた魚種:100種以上
・釣り歴:30年
・2級船舶免許

まずは満潮を狙おう


釣り満潮


結論から言うと潮が満ち、深くなるため魚も岸に寄ってきます。

岸にはエサとなるエビやカニ・小魚が多くいるからです。

イワシやアジも積極的にエサを求め港の中に入ってきます。
それを追ってイカやスズキも移動するといった仕組みです。

船釣りも同様で湾になっている所からすれば外洋から魚が入ってくる仕組みは一緒です。


釣り干潮


魚は潮の流れとともに効率よく泳いで入り出ていきます。

釣り人にとって、この広い海の中で「魚が入ってくる」という情報は、非常に有利に働きます。

ポイント

満潮:水位が最も高くなる時間を指す

干潮:水位が最も低くなる時間を指す

これらは地域により異なります。


例えば東京湾でも、湾の入口(観音崎)と奥(江戸川河口)では時間に差が出ます。

釣り小潮


この水位変化は月の引力によって起こります。

「月に最も近づいた時」と「最も離れた時」が満潮です。

この現象は半日の周期で起こり潮汐(ちょうせき)と呼ばれます。


水位・海水・流れのことを「潮」と呼びますが、潮汐が由来になっています。

・潮が動かない→流れない
・潮が引いた→水位が低下した

釣り師が注意する潮

釣り師は満潮干潮のジャストタイムに釣りを行いません。

なぜなら「潮止まり」だからです。

流れが止まっているとエサとなるエビやカニも動かず隠れているため、それを狙う魚もエサを食べる確率が低くなるため無駄に動きません。

つまり釣れないからです。


釣り人は干潮から満潮になるまでを上げ潮逆を下げ潮と呼びます。

この時間帯は水位の変動、流れができるなどエサや魚が動く条件が整います。

特に流れの強くなる満潮前後2時間は釣れるチャンスが高くなるため、釣り師にとって重要な時間になることが多いです。


潮止まり


干潮しか行けなくてもOK

週末アングラーにとって、釣行日の朝マズメが干潮の場合もあるでしょう。

それでもOKです。なぜなら上げ潮を狙って午前中釣りをすることができるから。

1日のうち、上げか下げか片方の潮は釣れる可能性があります。

上げ・下げ潮で釣れる場所が必ずあります。良く海を見ていると

・下げ潮の方が流れが緩く釣りやすい
・上げ潮の方が魚が寄ってくる

こんな場面あるはずです。


特に船釣りは顕著に上げのポイント、下げのポイントが存在します。
堤防でも上げ・下げで反転流ができるところがあるので注意深く観察してみてください。


堤防で釣るべき場所(反転流)についてはこちらの記事に記載しています。

潮だまりとは

干潮になって磯のくぼみなどに水が溜まっているところを潮だまりと呼びます。

魚は普通、満潮で浅瀬に寄り、下げ潮で沖にでていきますが、このくぼみに隠れ、取り残された魚が居ます。

磯遊びをすると、エビをはじめフグ・ハゼやカワハギ・ウミウシなどたくさんの魚たちと出会うことができ、子供は大変喜びます。


潮だまりは磯場なので、岬や島まわりに発生します。

Googleの航空写真などで事前に調べておくと良いです。


よく虫取り網で行っている方を見かけますが、網目が小さすぎるため水切れが悪く、魚に逃げられてしまいます。虫取り網はNGです。

大潮と小潮


釣り大潮


月の引力により干潮満潮があることはここまで学んだかと思います。

さらに太陽の引力による水位の増減レベルを大潮や小潮と呼びます。


太陽と月と地球が一直線になった場合は引力が重なり大潮になり、13日周期で繰り返されます。

大<大<大<大<中<中<中<中<
小<小<小<長<若



以降は中潮が2回入り大潮となります。
これを上りの中潮、後半を下りの中潮と呼びます。
<中<中<大<大<大<大、、、、、

春は太陽が日本に近くなることから水位変化が大きくなります。

鳴門のうずしおが最も迫力があるのは4月前後の大潮です
大潮

満潮では海面の高さが最も高く、干潮では最も低くなります。
大潮満潮時は河口から十数キロの上まで、海の潮が入ります。 河口のターゲットである手長エビ・シーバスは満潮を狙って海から上ってきます。
干潮であれば普段渡れない島にも渡れることもあります。



中潮 

大潮では釣りにならなかった激流ポイントでは、適度な流れとなる中潮を狙っていきます。
大潮ほど潮位差はないですが、比較的魚が動き経験上、安定した釣果が得られます。



小潮 

釣りには適さないと言われる小潮ですが、外洋に面した場所では「小潮の方が食いが良い」と言われる地域もあります。
沖に大きな流れを持つ地域では入ってきた魚がとどまるきっかけになっている可能性があります。



長潮・若潮

小潮からずっと動かなかった湾や港の中の潮ですが若潮後半の上げ潮は中潮に向けて新たな潮が入ってくるためチャンス到来です!

★大潮は流れが入りづらい湾奥の港・河口にチャンスあり

★小潮は外洋や激流ポイントが緩み釣りやすくなる

必ず潮汐表(汐見表)はグラフを見る

この記事において一番重要なポイントです。

タイドグラフといって水位の差がグラフ化されているものが気象庁から出ています。

ここで見るべきは

「何時に最も潮位が変化するか」になります。


釣り血抜き


図は1月4日(大潮)釣行の例です。

6~12時までの上げ潮は約170cm動きますが、12~18時までの下げ潮は120㎝です。

同じ大潮でも確率が高いのは午前中です。

その中でも7~10時あたりがずっと流れそう※なグラフになっているため集中すべき時間帯ということが分かります。

ちなみに今回の下げ潮の場合

「大潮なのに全然動かなかったね」と言われるパターンになります。


※場所によって水位は上がるけど、全く流れが起こらない場合もありますので注意してください。

よくある質問:おすすめの潮はありますか?

筆者の経験では下りの中潮です。

湾内で釣ることが多いのですが、若潮から大潮では激流になるため、以降が程よい流れになるため比較的魚がルアーやエサを食べてくれます。

大潮は、我々が考えている以上に水中で流れが強く、遊泳力のない魚は岩陰などに身を寄せてじっとしていると考えます。

また、そのポイントは右側に大きな藻場があり、下りの中潮では沖の本流が左に流れるため、エギングで藻場に隠れていたイカが流れてくるのかよく釣れています。


ちなみに上りの中潮では右に流れます。データを集めると色々見えてくることがあります。

小潮しか行けなくてもOK

先ほどのタイドグラフを見ると、釣れないと言われる小潮でも大潮と同じくらい水位が変わる場合もあります。


また海峡などの流れがある場所、

あるいは沖に大きな流れがある場所、

では大潮では釣りにならないためフレッシュな魚が居付いているかもしれません。

潮が動かなければ動かないなりの作戦を立てればよいのです。

潮干狩りに適した潮


釣り干潮


4-5月の大潮は春のマイナス潮といって年に最も水位が低くなる時期です。

いつも以上に干潟が広がる時間が長いので潮干狩りには適しています。早ければ干潮の3時間前から干上がる場所もあるため、早めに現地入りしましょう。

またアサリの産卵時期にも重なるため身が太った食べごろが多いのもこの頃です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

満潮か干潮かと言えば満潮の方が岸に魚が寄っています。

その中でも満潮・干潮に向けての上げ潮・下げ潮が最も魚の食いが良くなります。

そしてタイドグラフや干満差を確認することで集中すべきタイミングが分かります。

大潮は太陽と月の引力が重なった時に起こる現象です。13日周期でまわっており、それぞれの水位レベルで呼び名が変わります。

潮を極めると、今までよりも魚に出会う確率がぐっと高まります。

釣行日を最高にエンジョイするための事前準備、それが潮汐です。



他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。

もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

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