海・川おさえるべき釣り場所の選び方【初心者向け】
Last Updated on 2022年9月24日 by ミンコタ
長い堤防でも釣れる場所があります。
これが分かっていると釣れなくても次に移動すべき場所が必然と決まり気持ちも前向きになります。
しかしカンや情報だけではポイントを間違えてしまい1日が台無しになることも。
野池バスは20年たっても居ました🐟
— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) April 13, 2021
釣れるポイントも変わらずに😖
バスも世代は代わってるだろうけど
感慨深い😖 pic.twitter.com/HBNQoDKazi
釣り場を間違えなければ魚は初心者でも簡単に釣れます。
釣りは場所と水の流れがとても重要です。
大切なことをまとめ紹介していきます。
釣り歴30年、週末は子供と一緒に海や川へ釣りに出かけます。
そこで経験したノウハウを注ぎ込み、釣り場の選び方ガイドを作りました。
ライター紹介
ガイドとは
- 堤防や湖、川で選ぶべき釣り座を解説します
- 魚がよく居るポイントを解説します
- 最適な潮を解説します
魚釣りの基本である
「地形」と「流れ」を学ぶことで
魚に出会える確率がグンと上がります。
詳しく解説していきます。
目次
堤防
・よく引っかかる場所
・潮を見る
・反転流を狙う
湖や川
・水の流れ
・流れがない場合
地形を読む
まとめ
サビキでのイワシ・アジゴ釣りの場所はこちらの記事に詳しくのせてますので参考にしてください。
釣り場の基本
結論から言いうと
「魚が隠れることができる場所」
になります。
魚は気軽に泳いでいるわけでなく外敵から身を守るよう泳いでいます。
それは岩の側であったり藻の側であったりと魚種により異なりますが、必ず近くに隠れる場所が存在します。
大きくなると外敵から身を守る必要がなくなるわけではありません。
自然には自分より大きな魚はゴマンと居ます。隠れる場所を変えながらより良いエサの多い環境に移動していきます。
この原理を元に集魚させるのが漁礁です。
魚が隠れる場所を人間が提供してそこで漁を行うわけです。
釣具屋さん情報で「ここはよく釣れる」と言われる場所を良く見渡すと沖に藻があったり、砂地の中にぽつんと岩があったり何かしら魚の隠れる場所が存在しています。
魚はその周辺でエサを求め回遊している場合が多いです。
ちなみに魚が釣れるポイントは必然的に魚が居やすい場所なので大物が釣れる確率も上がります。
堤防
皆さんは堤防の足場を見たことがありますでしょうか。
実は水面下では様々な形をしていて、
・水面下は柱で港の内とつながっている
・堤防を一部空洞にして波の衝撃を緩和させている
などがあります。
つまり堤防によっては即真下が魚の隠れる場所になっているわけです。
良く堤防から沖を狙いうがちですが、
場所を理解しておくと仕掛けが手前にあるほど魚の隠れ家にダイレクトに落とすことになります。
合わせて沖に藻や岩場があれば行き来している可能性が高くなりますね。
一部空洞になっているとことは潮の満ち引きで流れができるため、小さい魚を狙って大型の魚が集まりやすくなります。
潮が引いているときや水中の見える偏光グラスで確認してください。
テトラポットは魚が当然隠れやすい場所なのでおすすめのスポットです。
ちょっとした変化点もポイントになります。
・古い堤防と新しい堤防の継ぎ目
・L字の堤防の角
・船やロープ
古い堤防と新しい堤防のつなぎ目は土台のための石が水中に多くあります。L字や船の下は影ができやすくなります。
よく引っかかる場所は悪くない!
よく引っかかる場所は敬遠しがちですが、まさしく岩があり魚が住むには好条件が整っています。
引っかかるギリギリを狙っていくと出会える確率はグンと上がります。
潮を見る
この場合「水が動く場所」と言った方が分かりやすいかもしれません。
水の流れがあれば空気を多く含んだ新鮮な水と魚のエサとなるプランクトンやエビなどが流れてきます。
海釣りで流れは非常に重要な要因で魚の活性が上がる重要な要因です。
水面を見ると流れの強いところは波が立ちやすく、ゆるいところは穏やかに見えます。
満潮干潮の前後2時間が大きく動くことが多いので顕著に表れやすくなります。
堤防の先端は港内の水が出入りする場所なので流れが強い傾向にあります。
しかし流れがありすぎると魚も泳ぐのに必死で釣りが成立しません。
反転流を狙う
水面の変化でわかるので堤防についたら注意して流れを見てほしいのですが、
潮が動き出して一方向の流れに対し、
クルッと回って逆に流れる場所があります。
これが反転流です。
反転流は流れが強い場所の側によく発生し、魚がエサを待つ場所と言われています。
沖に大きな流れがあるのに堤防の手前が渦になって、よくゴミがたまっているので一目でわかるかと思います。
これは水中も同じく魚のエサが溜まりやすい場所になるわけでアジ・カワハギ・イカ・カサゴやタコと例外なく魚が集まっています。
釣りの本などに堤防のココって書いてあり、現場で見る限り魚の隠れる場所がなくても、こうした水の変化点で釣れているケースが散見されます。
エギングの場所ははこちらの記事に詳しくのせてますので参考にしてください。
湖や川
こちらも海と一緒です。どちらかというと堤防のような人工物が少ない湖や川ですが、 魚が隠れやすい桟橋や藻場・深場がよいでしょう。
また湖を良く見渡すと陸地の木で木陰になっている部分にはたくさんの魚が浮いています。
人間にとっても日陰が休める場所であるように魚も影を好みます。
スズキなどは橋の影に隠れて獲物を狙っています。このように水中だけでなく水上の環境もポイントになります。
水の流れ
新鮮な水の入り口である流れ込みは豊富な酸素であったり、新たなエサを運んでくれる重要な要因です。
流れ込みの両側ではエサを待つザリガニや手長エビ・ブラックバスなどの肉食魚を中心にオイカワやフナなども集まっています。
湖や川は我々が見た地形や環境である程度ポイントを絞ることができますので参考にしてください。
ため池・長い河川など流れ込みがない場所もあります。この場合は風が当たる場所が良かったりします。
風は水面をざわつかせ酸素を送る働きをします。
酸素が多いと水中のプランクトンも集まりやすいので、そこに障害物など魚が隠れる場所があればマル秘ポイントになるわけです。
地形を読む
最近では釣り場にいなくてもグーグルマップで立体的にフィールドを見ることができるようになりました。
ここで覚えていただきたいのは水中は水上の地形の延長ということです。
・島の先端に堤防が作られていれば、水中もその延長で馬の背状態になっていることが多い。
・湖の釣り場の背後が緩やかであれば水中も同じ。
こんな感じで木ではなく森を見ることで水中の様子が想像できることがあります。
また地図で広く見ることで水の流れがどちらに行くのかも暫定的にわかりますので、釣りに行く際はあらかじめ目を通しておくと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
長い堤防でも釣れる場所があります。
そこには藻があったり、他よりも岩があったり、反転流があったり、陰になり魚が隠れやすかったりと、必ず要因があります。
この記事を読まれてピンと来ている方も多いと思いますが、要は「魚の生態」をより熟知することで魚に出会う確率はグンと上がります。
ルアーやエサを魚に合わせる人は多いですが、実は場所や水の流れも非常に重要です、ぜひこのことを覚えておいてください。
今回ご紹介した要因は釣り堀のようなレジャー施設にも当てはまります。
家族連れの際はこうした知識を紹介して考えて釣りをすると、
釣れなくても次に移動すべき場所が必然と決まり気持ちも前向きになります。
こうなるとホストも安心ですね。
ただ、くれぐれも安全を意識して攻めてくださいね。
誰よりも早く釣り場について最高の釣り座を獲得したいところですが、そうした人気のスペースは先行の釣り人が居たりもします。
その時は新たなフィールドで上記の要因を元に探すのも面白いと思います。
新たなフィールドの発見は引き出しが増えるとともに、自分の考察で釣れると狩猟本能が刺激され喜びが倍増します。
その時はもう初心者ではなく場所を読み、流れを読む立派な釣り師だと筆者は思います。
他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。