【最強の保冷力】釣り氷とクーラーボックスの正しい使い方
Last Updated on 2023年8月18日 by ミンコタ
釣り人にとって
「氷代ってどうにかならないかな」
はよくある話です。
キャンプや遠征用の大きなクーラーボックスをきっちり冷やすためには相応の氷を調達しなければなりません。
毎週買うの?
いいえ、実は多くの釣り人は氷経費を上手に削減しています。
この記事を読むことで
・自前で大きな氷を手に入れることができる
・氷が溶けにくいクーラーボックスの正しい使い方が分かる
最強の氷対策を解説します。
10日も氷が溶けない!話題のプロクーラーボックス
潮見表を表示!話題の釣り専用ウオッチ
ライター紹介
目次
- 市販の氷は高い
- 漁港の製氷機は氷が安い
- 氷は自宅で作るが一番
- ペットボトル
- タッパー
- 牛乳パックや豆腐の容器
- ジップロック
- クーラーボックスの正しい使い方
- 適正な氷の量とは
- 氷には、使用目的に合わせ形を選ぶ
- 無駄に開けない
- クーラーボックス・中身ともに事前に冷やす
- 使用時は日陰に置いておく
- ウレタンのものがおすすめ
- 緊急時は漁協に頼んでみる
- まとめ
市販の氷は高い
コンビニのレジで「2kgの氷 1個330円!」
少しびっくりするのは私だけでしょうか。
最もやりたくないのがこのコンビニで氷を買うことだと思います。スーパー・釣具屋さんでも、それなりの値段がします。
単純計算すると。
330円×2個×釣行3回=1,980円
年間にすると
1,980円×12ヵ月=23,760円
ちょっとしたリールが買えそうです。
もったいないですよね。
魚が釣れなければ辛いものです。
釣から帰ってくると、
— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) September 29, 2020
子供は楽しみなのか真っ先にクーラーをあけます。
すると
「氷しかはいってないよー」
さっと解散。
パパ、ヘタクソデゴメンネ????
漁港の製氷機は氷が安い
漁港に行くと製氷自販機が設置してあるところがあります。
私の知っている所では10㎏で300円なのでコンビニや他で購入するより断然お得です。
漁港に背の高い建物がある場合は製氷機の可能性があるので探してみると良いかと思います
(注意:全ての漁港に設置しているとは限りません)。
丁寧に荒・細と大きさを選べる所もあり、最高の海水氷が作れます!
氷は自宅で作るが一番
最も安く氷を手に入れるなら手作りです。
大量に作る方法を解説していきます。
ペットボトル
我が家では海水氷としてペットボトル氷を最低2つはかち割ります。
— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) September 2, 2021
夏は特に消費が激しいです。
会社でミネラルウォーターのペットボトルがゴミとして出ていたので持って帰ると喜ばれます??
ちょっとした気づきですが
身近なところにWin-Winの関係があります?? pic.twitter.com/AUXWu2eyaW
とても簡単なペットボトル氷、基本は2L を推奨します。
保冷力は体積に比例するため大きい方が冷やす能力が高くなります。
小型のクーラーボックスであれば500mlでも十分です。
でも冷やし方を考える必要があります。
ペットボトルは常温環境で飲み物をできるだけ冷やしておきたいので熱伝導性が悪い仕様になっています。
つまりペット氷ではクーラーボックスの中はあまり冷えないということです。
ポイント
ペットボトルの中心をナイフで切って中身を出します。
粉々になった氷と海水で一気にシャーベット化します。
ちなみに同じペットボトルでもジュースのものより水やお茶の容器の方が柔らかいのでおススメです。
タッパー
ペットボトルが手に入らない時はタッパーです。
100均でも3Lなど大型のものが売ってあります(価格は300円前後)。
ペットボトルと異なって冷凍庫で水をこぼさないためにも必ず蓋つきのものを選んでください。
凍ったタッパーを流水でながすと、さっと氷だけ落ちてきます。
デメリットとしては冷凍庫の場所をとってしまうことです。
牛乳パックや豆腐の容器
ペットボトル同様、家庭のごみとして出される牛乳パックや豆腐の容器を再利用します。
氷の大きさは限られてしまいますが立派な板氷になります。
他と異なり蓋がないため水がこぼれないように気を付ける必要があります。
ジップロック
Lサイズであれば2㎏程度の氷を作ることができます。
密閉できるため水漏れの心配もありません。
凍るまで形が自在になるため冷凍庫の空いたスペースを利用できるメリットがあります。
再利用もできるため、ある意味最強の作り方です。
釣り専用冷蔵庫の確保
いくら氷が安く作れるからといって自宅の冷凍庫だけでは場所が手狭になりがちです。
釣行毎に氷を買うのはもったいないので2Lペットボトル氷を常にストックしています。
— ミンコタ 釣り 好き (@minnkota_style) December 15, 2020
しかし冷凍スペースでは
妻の冷食とのせめぎ合いが続いております。
家庭あっての釣りなので
戦争が起こる前に引くのが鉄則なので小売店の冷食の日は要注意です??#冷凍庫
なので専用ストッカーを購入しました。
意外と高くないので初期投資としてはありかと思います。
タコやイカを冷凍保存したり、コストコのパン・多めの冷凍食品を買ったときにも活躍、
ペット氷も常時5本は入っており快適な釣りライフを送っています。
今の所10年使い続けていて壊れません。
クーラーボックスの正しい使い方
「保冷力〇〇時間」など打ち出しているクーラーボックスも正しい氷の使い方を知っておかないと効果を発揮しません。
最強のクーラーボックスを持っていても冷えなければ何の意味もありません。保冷力を引き出すための使い方を解説していきます。
適正な氷の量
クーラーボックスの中を長時間冷たい状態を保つにはできるだけ多くの氷を詰める必要があります。
理想はクーラーボックスの2分の1から3分の1です。
冷気はクーラーの下に下に行きます。
冷やすものは下に氷は上に設置し保冷します。
氷には、使用目的に合わせ形を選ぶ
保冷状態を長持ちさせるためには面積の大きな氷を使います(面積に比例して冷えるため)。
より魚を傷つけたくなければ平べったい板氷が望ましいです。
対象物を早く冷やしたい場合は細かい氷(砕氷)が良いです。
対象物のどんな隙間にも入ったり、包み込めるので早く均一に冷えてくれます。
ポイント:専用の氷は固い
氷は不純物がないほど氷の結合がより強固なものになり溶けにくくなります。
製氷工場の氷の方が長持ちするのは不純物を取り除いた氷だからです。
ちなみに凍らせたジュースを溶かす時、先に甘い部分が溶け、最後は薄くなる経験があるかと思います。
これは純粋な氷の部分が残るために起こる現象です。
無駄に開けない
クーラーボックスを頻繁に開けると、その分冷気が逃げます。
私の場合、頻繁に開けるドリンク類と魚用の2つのクーラーボックスを使っています。
これにより氷の持ちも全く異なりますのでおススメです。
魚用のクーラーボックスに小窓があるのは全部開けなくとも魚を入れれるようにして保冷力を逃さないための工夫です。
クーラーボックス・中身ともに事前に冷やす
当たり前ですが灼熱の中干していたクーラーボックスに氷を入れてもすぐに溶けてしまいます。
クーラー自体も暗所で保管しておき、できる限り氷との温度差をなくします。
中身も同様で、常温より冷えたジュースを入れた方が保冷力は長持ちします
(周りの熱を奪うという温度の原理があるため隙間をできる限りなくすようにしましょう。
なぜなら空いたスペースの空気を冷やすために貴重な冷力が使われるからです)。
使用時は日陰に置いておく
外気温との差をなくすことが保冷力を保つことになります。
クーラーの蓋は白が多いのは日光を反射する効果があるからです。
水にぬらしたタオルなどで表面を覆っておくのも1つの手です。
ウレタンのものがおすすめ
クーラーボックス自体の材質は重要です。
私は発泡ウレタン製のものを使っています。
ウレタンは熱の伝わりにくさでいうとスチロールの約1.5倍、そして軽い!
このクーラーは隅々までウレタンを充填させて作る製法なので、夏場でもペット氷が翌日まで残っている状態です。
ちなみに自衛隊が災害時に使っています。
キャンプにも使うことをしやにいれるなら56Lがちょうどよいサイズです。
緊急時は漁協に頼んでみる
漁協には必ずと言っていいほど氷の冷蔵庫があります。
週末空いていれば聞いてみるのも1つの手です。
基本は販売用ではなく市場に魚を出すための氷なので「売ってもらえませんか」と尋ねる必要があります。
当然、販売不可の所もあるかもしれませんが、私は以前、持って行った氷が溶けてしまい、緊急時に氷を10㎏500円で頂いたことがあります。
釣り場近くの漁協であれば仲良くなることで今釣れている魚の情報なども教えてくれるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
もったいない氷の買い方をしていませんか?
氷代だけでも年間に換算するとリールが買えます。節約できるものは節約しましょう。
クーラーボックスの氷はすぐ溶けていませんか?
情報を知っておくだけで本来持っている保冷力を手に入れることができます。
ジュース用と魚用を使い分けると無駄な開閉を防ぎ保冷力を1日保つことができます。
ぜひ釣りやキャンプにおいて最強の冷蔵庫を保持してください!
他にも、Minnkota Fishing Styleでは、釣りに関連する様々な経験談をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。